2008/03/16 (Sun)
邦題「ノーカントリー」
2008年(07年度)アカデミー賞作品賞受賞作。麻薬密売に絡んだ大金を横取りしたルウェリン(ジョシュ・ブローリン)が殺し屋シュガー(ハビエル・バルデム)に、シュガーが保安官(トミー・リー・ジョーンズ)に追われるサスペンス映画。
殺し屋シュガー役のハビエル・バルデムの不気味さととらえどころのなさ感が、この映画を3倍くらい怖い映画にしている。アカデミーでは助演男優賞を受賞。私的には助演というより主役なみのインパクト。英語のタイトル “No Country for Old Men” は主役の保安官の視点から見ると納得なんだけど、シュガーが強烈すぎてちょっとズレてるかなーと思ってしまった。ハビエル・バルデム、なんか別の映画で見たような…と思って調べてみたら “Before Night Falls” (邦題「夜になる前に」)でした。
舞台は80年代のテキサス。風景の殺伐とした感じが映画のストーリーとマッチしていて良い。見えない敵を追いかけていろんな所に車で移動するシーンがたくさんあるので、ロード・ムービーの雰囲気も楽しめます。テキサス訛りの英語は私にはかなり難解。字幕∗1付きで観賞。
ところどころにちょっとしたジョークや、面白いシーンがあるけど、これが笑えない。面白くないから笑えないのではなくて、笑ってしまうのをためらうような緊迫したシーンだったりするのです。映画館で観たら、周りを見渡してみて笑っている人がいるかどうか確認してからじゃないと笑えないような、っていうのでしょうか。笑えない感をさらにかき立てるもうひとつの原因は、登場人物がみんなほとんど笑わないから。ちょっと疲れた感じで笑わずに相手をじっと見つめて会話をする人達が、不思議な雰囲気を作り出しています。
No Country…の監督コーエン兄弟は “FARGO” の監督だそうな。そいういえばあの映画も、ちょっとエグイ映像と笑えないコミカルさとアメリカの田舎の町∗2が舞台の作品だった。FARGO面白かった方はこの映画も楽しめると思います。さらにバイオレンスでエグイですけど。
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Trailer from YouTube
- 日本語字幕は米国内で販売されているDVDでは観れないので、クローズド・キャプションにお世話になる。[↑]
- Fargoはノース・ダコタ州にある町。[↑]







