2007/10/29 (Mon)
今回の山火事のニュースを見ている間、しきりに “Reverse 911″という言葉が流れていました。直訳すると逆911。911は日本の110番と119番にあたる緊急通報用番号∗1。このReverse 911は、避難勧告、避難命令が発令された地域の住民に自動的に電話で避難のメッセージが届くというシステムです。アメリカ政府が開発したシステムなのかと思ったら、民間の企業だった。
これを使って避難勧告、避難命令の連絡が入った世帯数、会社の数は約60万。2003年の山火事の際の避難住民5万人に対して今回の50万人以上という数字は、Reverse 911 コールによるところが大きいようです。結果的に被害家屋数2,820軒の2003年に対して、約1,200軒だったことを考えると、かなり慎重に広範囲に避難勧告がされたのだということがわかります。
今回の火災が起るまで、こんなシステムがあるのを知りませんでした。もちろん、電話が不通になってしまっている場合は機能しないそうだけど、全くないのとは大違い。自宅待機している間も、とりあえず電話があるまでは大丈夫という一種の安心感にもつながりました。(避難された人の中には電話がかかってくる前に逃げた、という人もたくさんいるのであくまでも目安なんだろうけど。)
政府関係以外でも学校が独自にこのシステムを利用している場合もあるようで、子どもさんが小学校に通っているご家族には学校から別途緊急連絡が入ったそうです。
日本にこういったものがあるのかどうかわかりませんが、アメリカはすごいものを開発、適用しているものだと感心しました。緊急用にこのシステムを導入している地域はまだそれほど多くないみたいで、サンディエゴの危機管理意識の高さがちょっと嬉しかったです。:)
以下、今回の火事関連サイト:
- News 8 San Diego (TV) - 情報が見やすくまとめられていて、いちばん頻繁にチェックしたサイト。
- Fire Map - 写真やビデオのリンク、全焼してしまった家の住所までがわかるGoogle Mapを利用した火災地図。
- YouTube - テレビのレポーター(Larryさん)の自宅が燃えているのを本人がレポートしているビデオ。
- Flickr San Diego Wildfires
- SignOnSanDiego.com (新聞)
- サンディエゴ市のオフィシャルサイト
- Reverse 911登録ページ - サンディエゴ市の住民用、携帯可。
ネット情報も2003年に比べると格段に豊富で早くなったと思いました。
- 2001年のアメリカ同時多発テロ事件は9月11日に発生していて、犯行グループがこの緊急番号を意識していた、という説を聞いたことがあります。[↑]







