2007/05/16 (Wed)

あのお店は今…

静岡で水野商店に行ってから、気になりだしたのが、私が通った高校のすぐわきにある「ひさき」というお店。高校の時はかなり頻繁に通ったお好み焼き屋さん兼駄菓子屋さんです。卒業以来一度も行っていないし、周りの人に聞いてもまだやってるのか、もう店を閉めてしまったのか、わからなくて、お散歩がてら自転車で行ってみることにした。

いきなり迷う…
普通に大通りを通っていけば簡単なのですが、当時の道順(車が少なくて、友達と並んでちゃりちゃりしていても大丈夫な道)で行ってみようと走り始めると、高校時代にはなかったJRの高架があったり、新しい家がたくさんできてたりで、昔の面影がなくなっていました。学校へはもうすぐ、というあたりは両脇田んぼのあぜ道のようなところだったはずなのに、それもすっかり変わっていました。あー、昔はこのあたりに干涸びたかえるとかいっぱいあって、自転車で走るのやだったのになー。

少し時間はかかったけど、無事にお店の前に到着。
のれんは?出てない。うーん。
引き戸の入り口はすりガラスになっていて中がよく見えない。うーん。
思い切ってそろそろと引き戸を開けてみると…(開いたのです)
おばちゃん、いたぁー。:D

ちょっと不審げな顔をしていたおばちゃんだったけど、実はずいぶん前の卒業生で、昔はよくここで焼きうどん食べてたんですよ、という話をしたら「あー、そうなん。今はもう焼いてへんのよー。」とのお返事。店内のテーブルの配置は全く変わってなくて、ジュースやアイスのケース、駄菓子が並んでいる棚はあったけど、テーブルの鉄板の部分には白いテーブルクロスがかけられていた。「今の子ぉらは、昔みたいにつれへんようになって(一緒に遊ばない、いない)やめたんよー。昔はあんたらみたいによう来てくれたけどなー。」と少し寂しそうでした。

そんなおばちゃんでしたが、話し始めたらいろいろ思い出してきたのか、昔の写真を取り出して「この子、よう覚えてるわー。修学旅行であれ(と言ってお店においてある”福寿”と書いた石の置物を指差す)お土産に買ってきてくれたんよ。あんなんしてくれたん初めてやったわぁ。」色褪せた写真の中のおばちゃんは私が覚えているおばちゃんそのままでした。

30分くらいお店でお話して、写真撮らせてもらおうかなーと思ったりもしたけど、寂しくなってしまったお店の印象の方が強くなりそうで、撮らずにお店を後にしました。最後におばちゃんが「なんにも出さんで悪かったなぁ。」と一言。そ、そんな、私のほうこそ何にも買わずにすみません…

お店の外に出ると中間テスト中なのか、お昼前だったけど自転車で帰って行く高校生がちらほら。テストの時はお昼をここで食べてから帰る人いたのになぁ(私はやらなかったと思う…たぶん…)と思いながら、自転車を置いた所まで歩いている時、お店の脇にある郵便受けが目に入りました。
「久木」と書いてありました。
おばちゃんの名前を初めて知りました。


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